石敢當は日本全国に存在する魔除け的なものだが、とりわけ沖縄県にたくさんあり、道路沿いに設置されていることが多い印象でした。
というのも、マジムンという魔物が道路を徘徊し、家に特攻仕掛けるためで、これに当たると砕け散るというらしい。沖縄ではその言い伝えが今も残っているという。自動車がマジムン…いやなんでも…
そういうこともあってか、沖縄では魔除けとして今でも多数設置されている。
古いものはこのようにごく普通の石を縦割りしたものが使われることが多いが、新しく設置されたものは表札のような型が多い。おそらく既製品としてあるのだろう。売ってるとしたら、ホームセンターだったり…?
なお、石敢當は沖縄県以外にもいくつか設置されていて、海洋博公園にある説明によると、北は青森県にもあるみたいだけど、九州南部や沖縄以外ではほとんど設置されていないとか…
そんな石敢當ですが、意外なことに京都府大山崎町の西国街道に設置されていました。沖縄で見られるものとは異なり、京らしく(?)、四角柱となっている。
元々この場所には集落の入り口(東黒門)があり、魔除けとして設置されていたとされる。
現在は道路拡幅の関係で移設していますが、移設前は道幅が狭くなる部分に設置することで直進してきた魔物が石敢當に当たるようにしていたとか。なるほど…
そんな石敢當ですが、探してみるのもありかも…?
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