グレン島の話
それはマリエシティの図書館での出来事
東海道「ん?ハウ君、それちょっと、ええか?」
東海道「……ああ…覚えてるわ…」
東海道「ああ、ぼくがカントー地方を冒険してた頃の話やけど」
東海道「8年前、いろいろな事情でマサラタウンまで来てて」
東海道「うん。ずっと海の方をカメラで撮ってたら、グレン島からキノコ雲と赤い色が見えてね、噴火した!?って思って、カメラでずっと撮ってたわ」
東海道「ああ、一時はマサラタウンでも避難指示が出て、『洗濯物が…』って言ってた主婦がおって、その子どもだろうか、『洗濯物どうでもいいっしょ』って言ってたな…」
東海道「ぼくも急きょヤマブキシティまで避難したし、街の中歩けば号外が、テレビも臨時ニュース。あの日は凄かったな。今でもよう覚えてる…」
東海道「ぼくは大丈夫やったけど、グレン島は唐突の噴火で大きな被害を受けて、なんか、大切な資料が焼失したりしてグレン島にあった研究所は閉鎖、大物ポケモン博士・故人が住んでた屋敷も焼失、ポケモンジムも移転を余儀なくされた。死者は出なかったけど、負傷者はそれなりに出たらしい。」
ヨウ「……俺はそこまで詳しくは分からんかったけど、けっこう大事だったんや…」
東海道「ああ、たまにな」
ハウ「へぇー。あ、おっちゃん、そのグレン島のビデオはテレビ局に売ったのー?」
東海道「え?…ま…まあな。(小声で)100万円で」
東海道「お、おいっ!…」
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