ヨウ君とハウ君の青春18きっぷ大移動記 その2

米原駅に到着した3人は一旦、改札の外に出た。


ヨウ「お願いします」→青春18きっぷを駅員に渡す


ハウ「おれのもー」→青春18きっぷを駅員に渡す

米原駅駅員A「はい、どうぞ!」


ハウ「ありがとー!」

東海道も途中下車をする

米原駅駅員A「はい、どうぞ!」


ヨウ「あったあったw」→スタンプを押す

米原駅以東運賃表
米原駅以東運賃表


ハウ「駅名がたくさんあるーw」


ヨウ「ハウ君が言ってるのは運賃表だね。撮っとこう」

東海道「そろそろ、入ろうか。ハウ君の預かるの忘れたけど、青春18きっぷ持ってるよね?」


ハウ「持ってるよーこれー」

東海道「大丈夫やな」


ヨウ「……」→駅員に青春18きっぷを見せる

米原駅駅員A「はい、どうぞ!」


ハウ「おれのもー」→青春18きっぷを駅員に見せる

米原駅駅員A「はい、どうぞ!」


ハウ「ありがとー!」

東海道「………」→駅員に青春18きっぷを見せる

米原駅駅員A「はい、どうぞ!」

東海道「ありがとうな」


ハウ「ヨウのお兄ちゃん、これ。」→青春18きっぷを渡す

東海道「うん」→ハウ君の青春18きっぷを預かる


ヨウ「豊橋行きは…8番線からだ」

東海道「そのホームに売店があったから、飲み物買おう」


ヨウ「その前にここにトイレがあるから、おしっこしたい…」


ハウ「おれもー」

東海道「してきたら?まだ時間あるしw」

二人はトイレに走り、待つこと2分…


ヨウ「おまたせ」


ハウ「待たせてごめんねー」

東海道「それはええよ。まだなんだから」

3人は8番のりばにある売店で飲み物を買った。そして、3人は暑さで汗だくだく…


ヨウ「この暑さ、こまめに水分補給しないとアレだよ…」


ハウ「おれだって、アローラの暑さは平気だけどー、この世界の暑さは苦手だー…」

東海道「あついもんな。ほんま…ぼくだって嫌や」

♪~

アナウンス「まもなく、8番のりばに9時18分発、普通、大垣行きが4両でまいります。」


ハウ「きたー」


ヨウ「きたきた」

313系が入線する

313系
313系


ハウ「なんだこれーw全面真っ白だーw」

東海道「だから、バカ殿と言われているらしいw」


ハウ「なにそれーw」

313系のドアが開き、三人は車内へと入り、着席した。

車掌「この列車は9時18分発、東海道線上り、普通列車、大垣行きです。醒ヶ井、近江長岡、柏原の順に終点大垣まで各駅に停まります。」

クモハ313-7
クモハ313-7


ヨウ「この313系?ってバカ殿と言われるわりに内装はさっきまで乗ってた223系以上にいいね」

東海道「新幹線の収益が恩恵しているからなw」→ヨウ君達がいる座席に座る

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…


ヨウ「新幹線速いな…wあれなら、2時間半で…」

東海道「でも、つまらんやろ」


ヨウ「うんw」

9時15分、新快速米原行きが到着する。


ヨウ「あれが到着したら、いよいよ出発だね」

ドドドドドドドドドドドド…←米原ダッシュ

ヨウ君(驚く表情)
ヨウ「えっ!!?(そんなに急がなくても…)」

シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!←空気バネの音

東海道「座席の争奪戦は乗換駅での恒例行事やからなww」

ヨウ君とハウ君達がいる席にも一人が座る


ヨウ「みんな座りたいもんねw」

アナウンス「8番のりばから、普通、大垣行きが発車します。ドアが閉まります。ご注意ください。」

車掌「ドアを閉めます。ご注意ください。」

♪~ドアが閉まります。ご注意ください。

ピッ!ピッ!ピ~ッ!←ホイッスルの音

大垣行き発車

車掌「本日もJR東海をご利用くださいまして、ありがとうございます。」


ヨウ「ここからJR東海か。だから車両が変わったのかな?」

東海道「うん」


ハウ「あー美味しくて全部食べちゃったーwwもう一個!」


ヨウ「もう7個食べたの?」


ハウ「だって、おいしいからーw」

東海道「さすがハウ君や…ぼくはそんなに食べきれんw」


ヨウ「うん、俺も無理だと思うw」

近江長岡駅停車中

車掌「通過待ちをしております。発車までしばらくお待ちください。」


ヨウ「何が来るんだ?」

2分後…

ブロロロロロロロロ…


ヨウ「あれは?」

東海道「特急ひだ、岐阜から山の方へと向かう。1日一往復だけ大阪に乗り入れているから」


ヨウ「なるほどw」

柏原→関ヶ原


ヨウ「山の奥って感じかな?」

東海道「ここはな、峠になってるんや」


ヨウ「峠?シンオウ地方みたいだなw」

東海道「ハウ君、次の関ヶ原で何があったか知ってる?」


ハウ「なんだろー?」

東海道「関ヶ原の戦いと言うて、今から417年前に徳川家康率いる、東軍、毛利輝元率いる西軍が戦闘が行われたんや」


ハウ「へぇー」


ヨウ「それで、勝ったのはどっち?」

東海道「東軍。その後権力を勝ち取った徳川家が江戸幕府を作ったんや」


ハウ「おもしろーい」

東海道「でも人の殺し合いやけどな」


ヨウ「………」

関ヶ原→垂井駅間


ヨウ「左方向へ枝分かれした線路はどこへつながってるんだろう?」

東海道「あれは下り線や。昔機関車が登りきれなくて苦労したとこであっちの方が勾配が緩いわ」


ヨウ「下り線が2本あるってこと?」

東海道「あの隣の線路は下り線じゃなくて単線で普通列車用や。あっちは勾配緩いから特急や臨時列車用」


ヨウ「そういう使い分けしてるんだw」

大垣駅到着前

東海道「もう大垣やで」


ヨウ「えっ?意外と近い」


ハウ「次はどれに乗るのー?」

東海道「到着したホームに来る新快速に乗るよ」


ヨウ「米原より向こうにも新快速ってあるんだ」

大垣駅


ハウ「あらよっと!」


ヨウ「大垣駅着いたけど周辺は何もないな…」


ハウ「なんかこれ、バスみたいでかわいいー」

東海道「ああ、樽見鉄道のことか。確かに似ているかもw」


ヨウ「なんでセミの死骸がここにw」

東海道「えっ?ああ…役目を終えたんだ。そっとしとこ」


ヨウ「うん」

3人は新快速豊橋行きの到着を待っていた…


ハウ(小声で)「なんか、313系って、ソルガレオに似ているよねー」


ヨウ「えっ?ま、まあなw」

3人は新快速豊橋行きに乗車し、3人とも座った。

車掌「この列車は10時11分発、東海道線上り、新快速豊橋行きです。大垣を出ますと、岐阜まで各駅に停車し、尾張一宮、名古屋、金山、大府、刈谷、安城、岡崎、蒲郡、豊橋の順に停車します。」


ハウ「豊橋ってどこー?」

東海道「愛知県の端っこにあるわ」


ヨウ「兄さん、名古屋まであと何分くらいある?」

東海道「30分くらいかな…」


ハウ「名古屋って、意外と近いねー」

東海道「近いからぼくもよう行くわ」


ヨウ「でも、東京まではまだ7時間以上あるんだろ?」

東海道「うんw」


ハウ「まだまだだねー」

RRRRRRRRRRRR…1番線から、列車が発車します。ご注意ください。

新快速豊橋行き発車


ハウ「なにもないねー」


ヨウ「これからなんじゃないかな?米原行き乗ったときもこんな感じだったしw」

その後、穂積、西岐阜と停車し、岐阜駅に到着した。

岐阜駅


ヨウ「ああ…なんか、アローラに来る前に住んでた、懐かしい風景が広がっている…(昔、こんな感じの所をママと一緒によく買い物に行ったな…)」

東海道「ヨウ君からしたら、そう思うかもな」

車内はより混雑する…


ハウ「あれはなにー?」

東海道「名古屋鉄道、略して名鉄。豊橋まで並行するよ」


ヨウ「赤色w」

東海道「昔はJRの前身、国鉄はやる気無かったから、一人勝ちだったけど、今はJR東海のライバルだから。名鉄は快適性と料金で勝負しているから」


ヨウ「なるほど…」


ヨウ(東海道くんの耳元で)「この世界の人たちは俺がアローラチャンピオンだって知らないよね?」

東海道「知らないに決まってるだろ。なんで今頃それを言うんや」


ヨウ「ちょっとねw」

尾張一宮→名古屋(名古屋駅到着前)


ヨウ「急に都会になったw」

東海道「名古屋は東京、大阪に次いで3番目の大都市だよw」


ヨウ「なるほど(おじさんと島巡りしてるときに見せてくれた名古屋の写真と同じ風景だw)」

名古屋駅


ハウ「みんな降りてくねー」


ヨウ「そりゃ3番目の大都市の代表駅だからね。利用者する人が多いからね」


ハウ「3番目でも、ヨウが引っ越してくる前にいた所よりもーはるかに大都会だねーw」


ヨウ「まあなww(これ、カントー地方…いや、イッシュ地方を超えてるよ絶対w)」

3分ほど停車して名古屋駅を出発した。


ヨウ「だけど、こんな大都会なのに、4両とか6両とかなんで短いんだろう…?」

東海道「元々名古屋は車社会といっていいほど自家用車の保有率が高いからな。鉄道の利用率は低い。」


ハウ「名古屋に自動車作ってる会社があるとかー?」

東海道「あるで。この世界で1位2位を争うくらいの規模や」


ヨウ「なるほど、これぞ地産地消w」

3人は名古屋の車窓を眺めながら、楽しんでいた。

大府→刈谷


ヨウ「何を栽培してるんだろw」

東海道「緑野菜やけど、なんやろなあ…」


ハウ(東海道くんの耳元で)「この世界って、色んなものが栽培されてるよねー」

東海道「まあな。育たない植物はない」


ハウ(東海道くんの耳元で)「アローラなんて、サトウキビ畑しかないもんー」

東海道「サトウキビか…サトウキビはこの辺では栽培されていないけどな」


ヨウ「ハウ君、サトウキビは沖縄の方だろ」


ハウ「そっかーw」

蒲郡→豊橋

車掌「ご乗車ありがとうございました。まもなく、終点豊橋に到着します。4番線の到着、御出口は左側です。」


ヨウ「もう豊橋か…速い」


ハウ「とよはしで丁度真ん中なのー?」

東海道「いや、まだや」


ハウ「なんだーw」


ヨウ「確かこの駅から青春18きっぷ1回分の元が取れるんだよね?」

東海道「そうそう。ぼくは既に大垣駅から元取れてるけどw」


ハウ「こんなに乗ってやっと元が取れるんだーw」


ヨウ「子ども用のがないからな…そろそろ降る準備しよ」


ハウ「新幹線だー」


ヨウ「終着駅には必ずと言っていいほどあるね」

東海道「豊橋を出ると静岡を素通りして新横浜まで停まらないひかりが設定されているわ」


ヨウ「なんで静岡を素通りするんだ?」

東海道「さあ。のぞみも通過するし」


ハウ「なんかーヨウの服って、新幹線だよねーw」


ヨウ「言われてみればw」

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