奥多摩まで列車で行った3人はおくたま号に乗って戻ることとなった。
東海道「ちゃう。さっきの次のが止まってる」
東海道「乗るとき気いつけや」
車内放送「この電車はホリデー快速おくたま号東京行きです。」
東海道「うん」
東海道「都心から少し離れたとこにあんなんあったら、休日とかよう来るから運行しないとな」
ホリデー快速おくたま号東京行き 出発
ヨウ「自然がいっぱいでよかったwあの看板がちょっと気がかりだったけどw」
ヨウ「他の子に取られちゃってるから、側面の風景を楽しもうかな…」
東海道「うん」
ヨウは側面の風景を楽しんでいた。
古里駅
車掌「行き違いのため停車しております。発車までしばらくお待ちください」
車窓を楽しんでいると、あっという間に時間だけが過ぎていった…
御嶽駅
車内放送「乗り降りの際にはボタンを押してください。」
乗ろうとしている人がドアが開かないことに戸惑っている様子
ヨウは車内にあるドアボタンを押して、ドアを開ける
♪~(ドアチャイム)
乗ろうとした客「あ!」
ヨウは東海道くんのところへと向かう
東海道「うん。都会の人は自動で開くものと思ってるからな」
青梅駅
車内放送「乗り降りの際はボタンを押してください」
東海道「暗くなっているから、車窓あまり楽しめないな…」
拝島駅
拝島駅では連結作業のため5分ほど停車する。
ヨウ「拝島駅だよ。後寄りに4両つなげるから、しばらくの間停車するみたい」
東海道「その4両は五日市線の武蔵五日市駅から来ている」
東海道「一旦降りて、東京駅の八重洲口付近をぶらりと歩いて、それから秋葉原駅で夕食しようかと」
東海道「そこもええけど、一般価格帯の飲食店がいうほどなくて、一品5千円くらいのレストランが多くて、予算超えるから比較的安い、秋葉原で食事しようかとおもってる」
東海道「いや、八重洲口はきれいな駅舎や。あまり降りたことないけどw」
後ろ4両の連結作業が終了し、拝島駅を出発した。その後、新宿駅に到着する前までは何も起こることなく、乗り続けたのだが…
新宿駅手前
車掌「ただいま、前方を走る電車が駅に停車しておりますため、発車までしばらくお待ちください。」
ハウ「なんか、看板とかー広告入りトラックとかなんでもありで汚いなー」
東海道「歌舞伎町か。ここはあまり近寄らんほうがええわ。特に子どもは」
東海道「いや、歌舞伎でもあの歌舞伎はない。あれは銀座や。ここのは歓楽街なんやけど、怪しげなとことか多いから、あまり近寄らんほうがええ」
ヨウ「……(ギンザってどこwともあれ、見るからに危なそうw)」
その後、後続電車が出発したので、新宿駅に到着した。
東海道「もう一つはお盆休みで田舎に帰る人が多いからちゃうん?」
新宿駅を出発し、何事もなく終点の東京駅の一つ前の駅、神田駅に到着した。
神田駅
東海道「この車両におるの、ぼくとヨウ君とハウ君だけか」
ハウ「なんか、さっきの新宿駅近くの歌舞伎町ってところ、あんなのアローラにあったら、嫌だなー」
東海道「まあ、あんなんあったら、見合ってないということで観光客激減するから、やらんやろ。」
東京駅到着前
東海道「うんうん」
ヨウ君らが乗ったおくたま号は東京駅に滑り込むように入線する。
ヨウ「中央線の東京駅は滑り込むように入っていくのが面白いw」
東海道「忘れもんないな」
そして、終点の東京駅に到着した。
♪~(ドアチャイム)
東海道「記念に、駅名標のあるところで記念撮影しようか」
3人は駅名標のあるところへ歩き、記念撮影
東海道「撮るで」
ハウ「この世界に来てからすごーく興奮するヨウの姿がいいなーって思ったんだー」
ハウ「おれもーあっちの世界の文明がいかにクソって分かったんだー」
ハウ「ポケモントレーナーという水商売しなくてもちゃんとした職業がたくさんあるからねー」
ヨウ(東海道くんの耳元で)「おじさん、この世界にもアレな商売みたいなのはあるん?」
東海道「な、何を今ここで言うとるんや。そんな話、今せんでもええやん」
東海道「せやな」
こうして、3人は東京駅の八重洲口へと向かったのであった。
続く
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