青春18きっぷの使用可能回数がのこり1つとなり、楽しかったポケモンのいない世界の旅もいよいよ大詰めだ…
《出発日の前日、19時》
東海道「明日晴れるみたいやから、明日出発でええか?」
東海道「6時台の普通甲子園口行きに乗って新大阪駅まで乗る。新大阪から快速の湯浅行きに乗って、紀伊田辺駅でまた乗り換えて、朝来駅の次の駅で降りるで」
東海道「……」
東海道「とりあえず、21時には寝ることにしよ」
《次の日4時43分…》
東海道「起きろー」
東海道「おはよう!」
《3人は出発の準備をすることに…》
東海道「そろそろ行くで」
東海道「本人曰く、あれが気に入ってるらしいw」
《髪を整えが終わり、出発。駅まで車で駅近くのコインパーキングまで移動した》
東海道「この駐車場の24時間最大料金800円は1回限りやから、2日以上止めるのはまずおらん。二日以上止めてたら6,000円かかるわ。」
東海道「それもあるわな。今から入れるから、何も喋らんといて」
《コインパーキングに入庫して、3人は車外へ出て、駅の改札口まで歩いた》
東海道「うんうん」
東海道「はい」
《3人は有人改札を通り、普通甲子園口行きの前に来た、西明石行きに乗った。》
《新大阪駅に到着した》
東海道「この上にも東海道新幹線と山陽新幹線のホームがある。」
《3人は11番のりばのホームへ降りた》
東海道「来年にはこの前大回りした放出からここまで乗換なしで行けるいけるようにするんだ」
ハウ「ヨウー、ヨウの兄ちゃんー(東海道くんのこと)あの時刻表なんだろー?」
東海道「?あの時刻表?ちょっとカメラで撮ってみる。」
東海道「雷鳥、スーパー雷鳥、白鳥…これはかなり古いぞ」
東海道「まだ平日の朝夕の新快速が高槻通過していた頃だから…ヨウ君もハウ君もまだ生まれてなかった頃の時刻表や」
東海道「その駅の改良工事のためにそうなってるんだろうけど。このトワイライトエクスプレスの運転日を見ると恐らく、今から22年前のものじゃないかと思うわ」
東海道「当時、スキーがすごい流行ってて、スキー客を輸送するために運転していたけど、スキーのブームが過ぎ去ったのと、雪道にも耐えられる自動車が開発されて、わざわざそれを使わなくても行けるようになったことで利用者が減少して今では運転していないわ」
東海道「まあな。」
アナウンス「まもなく、11番のりばに折り返し、6時27分発快速、和歌山方面湯浅行きが4両でまいります。危ないですから黄色い点字ブロックまでお待ちください。」
東海道「うん。終点まで乗るで」
アナウンス「新大阪、新大阪です。お忘れ物のないようにご注意ください。この電車は折り返し、快速和歌山方面湯浅行きです。」
東海道「ああ、ええよ」
《ハウは先に車内へと入った》
東海道「ええ感じや。それじゃ、乗ろうか」
《ヨウと東海道くんは車内へ入る》
東海道「いよいよ、出発や」
アナウンス「11番のりばから、快速和歌山方面湯浅行きが発車します。ドアが閉まります。ご注意ください。」
♪~(ドアチャイム)
《3人が乗った湯浅行きが出発した》
東海道「いや、これは大阪駅は経由しないで」
《梅田貨物線をゆっくりとしたスピードで走行する》
東海道「梅田貨物線という。貨物線とはいえ、ここを通る列車のほとんどが旅客列車だけど」
《ヨウは梅田信号場の景色を見る》
東海道「こんなところに貨物駅があったからな。その分広かったが、大阪駅周辺の再開発によって廃止となって、でっかい商業施設ができる予定らしい」
《3人が乗った快速は西九条駅に到着》
《ヨウとハウは景色を楽しんでいた》
《天王寺駅に到着》
東海道「ここから、阪和線に入る」
《天王寺駅を出発した》
東海道「ん?(ああ…うとうとしている)」
東海道「天王寺~鳳間は本数が多いから信号機増やしてるわ。」
《3人が乗った湯浅行きは順調に運行され、日根野駅に到着した》
東海道「関空、関西空港や。」
東海道「まあ、空港はこれ以外にもたくさんあるけどな」
《日根野駅を出ると田園地帯が広がっていた》
東海道「まあ、大阪のお米はあんま有名ではないけど」
《和泉砂川駅を出発して山中渓駅通過前…》
《トンネルを抜けた》
東海道「この後はずっと下りや」
《3人が乗った湯浅行きは和歌山駅に到着した》
♪~(ドアチャイム)
アナウンス「ご乗車ありがとうございました。和歌山、和歌山です。」
東海道「まだまだ乗るで。ここからきのくに線や」
《和歌山駅を出発してしばらくした後…》
東海道「湯浅まであと50分」
《海南駅に到着する》
東海道「?」
東海道「ま、まあ、似ている駅はようあるわ」
《加茂郷駅→下津駅間》
ヨウ「乗ったときはあんなにビルが建ち並んでいたのに今走ってる所は何もないな…」
東海道「そんなことはない。梅干しとかみかんはおいしいで」
《初島駅出発直後》
東海道「パンダ塗装のくろしお」
《3人は景色を楽しみ、終点の湯浅駅に到着したのであった》
東海道「そろそろや。降りる準備するぞ」
《湯浅駅到着》
東海道「よいしょっ」
東海道「あ、大丈夫か?」
運転士「大丈夫ですか?」
運転士「ここの駅は段差が大きいから、気をつけてください…」
東海道「うん」
東海道「うん…水分補給しないとね」
東海道「そこはガマンや…」
《紀伊田辺行きが到着する》
東海道「うん。終点までな」
《3人は紀伊田辺行きに乗車した》
ヨウ「やっぱり、ポケモンのいない世界では移動手段が機械に頼らざるを得ないからだとおもう」
東海道「いや、あっちの世界でもどっちかというと移動手段は機械の方が優勢やろ」
ヨウ「あ、そっか…俺がアローラに引っ越してきたときも飛行機だったしw」
東海道「世界が広いと機械に頼らざるを得ないわ」
他の乗客「!?」
東海道「!?」
東海道「運転士もびびっとるやん」
《2人は車窓に釘付け状態》
ヨウ「アローラのビーチはみんな白い砂浜で透き通った海のイメージが強いけど、ちょっと外れるとこんな感じの風景が広がっているしw行ってみて初めて知ったw」
東海道「観光地である以上、しゃあないわ。」
《3人が乗った普通列車は終点の紀伊田辺駅に到着した》
東海道「乗り換え待ち40分。新宮行きに乗るで」
東海道「それは18きっぷでは乗れへんから、一旦駅の外へ出ようか」
《3人は改札の外へ出た》
東海道「あ、10時41分発の新宮行きに乗り遅れると2時間半足止めになるから、あまり遠くへは行けないわ」
《3人は駅を出た》
東海道「まあ、なんとなく40年前の雰囲気が残っている感じやな」
ハウ「こういうところってー大阪とか東京みたいな便利なところにみんな行っちゃうから今でもこんな古くさい風景なんだよねー?」
東海道「ま、まあな…」
東海道「うん。そろそろ駅に戻ろうか。もうそろそろしたら入線すると思うわ」
《3人は再び駅に入り、改札を通った》
東海道「ここのパンダは有名や。ここではボコボコ生まれているわ」
東海道「……」
ヨウ「というか、このくだらないSSはそんなこと想定してないだろw」
東海道「はい…」
《3人は紀伊田辺駅の一番端っこのホームでしばらく待っていると…》
東海道「あれに乗るんや」→留置線に停まっている105系を指さす
《3分後、105系が動き出す》
《そして、また2分後、スイッチバックして、入線してくる》
東海道「朝来の次や」
東海道「……」
《3人は車内へ入った》
東海道「大阪方面行きの特急がこの駅に着いたら出発するから」
《5分後、大阪方面行きのくろしおが到着する》
《ドアが閉まり、出発した》
東海道「ま、まあな」
《朝来駅に到着した》
運転士「ありがとうございます。ありがとうございます。」
東海道「うん」
《朝来駅を出発》
車内放送「次は白浜、白浜です。」
東海道「降りてからのお楽しみ」
《白浜駅に到着した》
東海道「忘れ物ないな」
東海道「さて、改札行こうか」
《3人は改札口まで行った》
東海道「この時期はそうするようにしてるんや」
駅員「ありがとうございます。」
東海道「お願いね」
駅員「ありがとうございます。」
駅員「ありがとうございます。」
東海道「バスに乗るから、一旦バスの営業所できっぷ買おうか」
続く
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