M2 MacBook Proを購入

サブ機としてMacBook Pro 2019(以下、旧機)を使用していましたが、先月にApple M2を搭載したMacBook Proを購入しました。

MacBook Pro(2022)
MacBook Pro(2022)

構成は次の通り

SoC Apple M2 8コア GPU 10コア
メモリ(LPDDR5-6400) 16GB(8GBx2)
ストレージ 512GB
スペースグレイ

2020年にAppleがIntel製CPUから自社開発のARM64 SoC、Apple M1に切り替えたのは記憶に新しいかと思われます。今回、8月に購入したのはApple M2のMacBook Proです。実は同じ構成のAirと比べて2,000円ほど安かったため、こちらにしたというのもあります。まあ、冷却ファンがあるというのもパフォーマンス面を考えたらそちらの方が良いかもしれませんw

キーボードはMagic Keyboardとなり、打鍵音が静かになったと感じられます。TouchBarは健在ですが、Escキーが物理キーになったのは助かります。

使用してみた

使ってみなければ書いた意味ないので、使ってみた感想。

一番思ったのは発熱が少ないこと。ブラウジングから高負荷作業まであまり発熱しません。

IntelのCPUはやはり製造プロセスの微細化が遅れているということもあったのか、特に高負荷作業をする際に発熱がすごかった。

発熱が少ないということは省エネで電池持ちも良くなるということになります。

性能についてRAW現像ですが、旧機は1枚あたり5秒ほどで連続で現像すると発熱で冷却ファンがうるさかったのですが、M2は1枚あたり3秒ほどで現像してくれました。連続80枚現像しても少しだけ発熱する程度にとどまりました。プロセッサの違いでこんなに違うんだなと感じました。

ただ、IntelからARM64への移行によりWindowsがインストールができなくなったことが欠点かもしれません。ただ、仮想マシンによるインストール・起動ができるためある程度は使用できるみたいですが…

ThunderboltとNVMe SSDを使ったポータブルSSD

Macでの動画編集用にThunderbolt 3で接続するポータブルSSDを自作しました。

Sandisk Extreme Pro 500GB

使用したSSDはウェスタンデジタルの Sandisk Extreme PRO 500GBでPCIe 3.0 x4に対応するものです。購入価格は11880円。求める性能でこれが一番安かったのでこれにしました(もっと安いのがあったけど、3D QLCだったのでやめた)。

もちろんそのSSDの性能を発揮させるにはM.2スロットに直付けするかThunderbolt 3対応のケースに取り付けて使う必要があります。

※解説
Thunderboltとは、アップルとIntelが共同で開発したデータ転送技術。使用するケーブルは普通の銅線タイプと光ファイバーを使ったものがある。光ファイバータイプの説明は割愛しますが、銅線タイプは例えるならUSBのようなもので周辺機器と接続できる。USBと比べて採用例は少ないがUSBと比べて高速転送が可能で最新規格、Thunderbolt 3は上下片方向の通信に40Gbpsという超高速通信が可能。
そのため、外付けグラフィックボード(eGPU)などの採用例がある。これらの超高速通信はPCI Expressで接続する(もちろんUSBとも互換性がある)。なお、これらの特許についてはすでに無償で使用することができ、USB 3(最大転送速度:5 – 20 Gbps)の後継規格(USB4)にもこの技術が使われており(もちろんThunderbolt 3とUSB4は互換性あり)、将来幅広い機器で搭載されると思われる。

当然、MacBook ProにはそんなM.2接続するスロットはないので、Thunderbolt 3対応のケースが必要になります。

Thunderbolt対応のSSDケースに取り付け

別途取り寄せた、Thunderbolt 3接続のSSDケース(12,999円)を買って先ほどのSSDを取り付けます。NVMe SSDは消費電力が大きいため(これの場合は最大3.3V 2.8A。単体で消費電力9W消費。)、Thunderboltの方が都合が良かったりします。もちろんUSB 3.2 gen2でUSB Type-C対応のSSDケースでも構わないのですがそちらは10Gbpsに制限されますし、Thunderboltと違い、直接PCIExpressでの接続にはならないため、どうしても通信速度が遅くなります。Thunderbolt 3に対応した機種で使用するならそちらの方が無難かと思います。

取り付けし、本体に冷却用のシリコンシートを貼り付けてネジでケース本体の蓋を固定させると同時にシリコンシートを密着させます。

Macに接続してみます。

Macに接続

左上のをクリックして、optionキー(⌥)を押しながら、「システム情報」をクリックします。

アップルのメニューからシステム情報をクリック

接続したNVMeSSDが認識される

ハードウェア→NVMExpressと行くとこのようにSSD認識していればOK。基本的にPCI Expressと直結しているので、無駄なプロトコル変換がないまま転送されますし、もしも寿命が来たりした時は知らせてくれます。

SSDの温度を見てみる

その他のユーティリティーにも表示され、この場合温度センサーの表示がされるようになっています。

さて、気になる転送速度ですが…

こちらはAmorphousDiskMarkという、macOS版 CrystalDiskMarkと言えるソフトウェアで計測してみました。

シーケンシャル 読み出し 2879MB/s 書き出し1797MB/s

テストデータは8GiBにしています。

方法 読み出し 書き出し
シーケンシャル 128KB QD32 2879 MB/s 1797 MB/s
ランダムアクセス 4KB
QD32
729 MB/s (178K IOPS) 229 MB/s (56K IOPS)
シーケンシャル 1MB
QD1
1975 MB/s 1652 MB/s
ランダムアクセス 4K
QD1
45.2 MB/s (11K IOPS) 235 MB/s (57K IOPS)

NVMe SSDかなり速い転送速度となっていますが、ランダムアクセスには若干弱い感じもします(メーカー公称値が300K IOPS)。まあでも、暗号化済みAPFSでやっているので、おそらくそれが原因かと思う(暗号化すると暗号化がボトルネックになりますので)。

とは言え、通常でもかなり高速なので、これはいろんな分野で使えるかと思います。ただ、Thunderbolt 3対応のSSDケースがまだ高価なので、それに見合った性能が必要かどうかはわかりませんがNVMe SSD自体もそんなに高価なものではないため、手軽にストレージが追加できると思えばなお良いと思う。

MacBook Pro買いました

MacBook Pro 13 inch 2019 Four Thunderbolt 3 Ports 箱
MacBook Pro 13 inch 2019 Four Thunderbolt 3 Ports 箱

Twitterでは既にツイートしていましたが、2ヶ月前にアップルのMacBook Proを買いました。21万円、クレジットカードで一括払いですw

なぜ、MacBook Proなのかというと前からプライベートでMacBookを使ってみたかったためで、その中でもMacBook Proにしたのは機動性を重視したためです。

MacBook Pro 13 inch 2019 Four Thunderbolt 3 Ports 箱開梱
箱開梱

職場でiMacを使っていますが、デスクトップ機の操作性はWindowsとあまり変わらないような感じもするけど、ノートブックだと同じmacOSでもトラックパッドの操作性が全然違ってて、直感的で操作しやすい。特にジェスチャが便利。あとは内蔵スピーカーの音質が良くて、臨場感があると思う。ストレージもNvme SSDなのか、かなり速いですし。macOSそのものがUNIXベースだからか構造が単純という側面もありますしね。

インストールできるソフトはWindowsよりは劣るものの、それでも充実していると思うんですよね。ぼくの場合、Windows・Mac両対応のフリーウェアの割合が高く、Windows対応のアプリでもWineを使って、動作させているので、特にそれで困っていることはありません。

ただ、macOS Catalinaからは64bit版のみサポートするため、Wineで動作させるWindowsアプリも64bit版でないと動作しないため、動作させるソフトについては多少支障が出るかもしれません。
実際Windowsアプリでメモリを消費しない分野については64bitの対応率はかなり低いのが現状ですしね。実はぼくが使っている、有限会社サイトー企画さんのパスワード管理ソフト、パスワード総合管理についてもダメ元で作者さんにお願いをしてみたら、x64ビルド版を出してくれました。なお、秀丸エディタはすでにx64ビルドがあり、それについては今後も動作するとは思います。

さて、本体の話に戻りまして、Touch Barは微妙…上位機種にはそれしかなく、結局それを選択せざるを得なかったので、Touch Barありにしましたが、音量・輝度調整以外では殆ど使っていないかも…

MacBook Pro 13 2019 Four Thunderbolt 3 Ports
MacBook Pro 13 inch 2019 Four Thunderbolt 3 Ports

アップルのデザインはいいですよね…給電はUSB PDなので、対応した充電器であれば充電器を選ばないのはありがたい。フルに使うには60W対応の充電器が必要なので、Amazon.co.jpでAnkerの充電器を後で購入しました。

※Adblockを使用している場合はこちらをクリックするとAmazon.co.jpの商品ページへジャンプします。

Anker PowerPort Speed 1 PD 60
Anker PowerPort Speed 1 PD 60

自宅では本体購入時に付属していたApple純正の充電器を使用し、外出先で使用するのはそれにしました。eneloopと比較すると小さい。

ぼくはアップル製品の付属品・周辺機器は代替品がない場合を除き(例外あり)、社外品を使用することにしているので、Macに繋げている殆どの周辺機器(充電ケーブルや通信ケーブル、変換アダプタなど)は全て社外品にしています。実際社外品の方が耐久性が高いからね。

アンチグレア保護フィルム
アンチグレア保護フィルム

保護フィルムは非光沢(アンチグレア)のもの。2016年モデル対応となっていますが、サイズは同じなので、気にしない。トラックパッドも保護フィルム貼りました。高かったけど。

なお、今回購入したMacBook Proは普段は持ち出さず、宿泊を伴う場合のみ持ち出すことにします。