稀勢の里が優勝しないのは期待されすぎだからでしょう

大相撲カード 2006より 期待の若手 稀勢の里寛
期待の若手 稀勢の里寛 大相撲カード 2006より

大相撲秋場所も大詰めを迎えている。今のところ豪栄道が日馬富士を破り、全勝を維持しており、優勝争いに遠藤が追いかける。

今回は優勝争いではなく、稀勢の里についてです。

稀勢の里寛は茨城県牛久市出身の力士。初土俵から十両昇進まで13場所という貴乃花に次ぐスピード昇進を記録。今から10年前から期待される力士としてクローズアップされ、横綱候補と言われてきた。しかし、稀勢の里が横綱になると言われ10年…

2006/1場所以降の大関以下で優勝した力士

  • 栃東
  • 白鵬
  • 琴欧洲
  • 日馬富士
  • 把瑠都
  • 旭天鵬
  • 鶴竜
  • 照ノ富士
  • 琴奨菊(10年ぶり純粋な日本人の優勝)
  • 豪栄道 or 遠藤 ←new!

稀勢の里「・・・」

期待とは裏腹に横綱昇進はおろか一度も優勝したことがない。その理由は多分。

稀勢の里が大事な場面でズッコケるのは世間の綱取りの期待がプレッシャーとなって重くのしかかってるからと思う。上で挙げた力士の共通点は優勝前、長期的に話題性が低かったという点だ。

実はそういうのはよくあることで雅山や琴光喜もそうだったし、貴花田(貴乃花)と若乃花(花田虎上)も若貴フィーバーと言われ、長期にわたって話題性があった。貴乃花も若乃花も横綱になったものの、若乃花は横綱在位中、一度も優勝することはなかった。相撲に限らず、甲子園の決勝、田中将大と直接対決し、引き分け再試合にもつれ込んだ。結果は早稲田実業が優勝し、当時早稲田実業のエース、ハンカチ王子こと斎藤佑樹投手が一躍有名となり、佑ちゃんフィーバーと言われていた。早稲田大学卒業後、日ハムに入団したものの、2年後、大谷翔平投手に座を明け渡すこととなり、ほとんど登板しなくなった。

下手すれば一度も優勝せずに引退もあり得る。ちなみに過去最高位大関の力士、直近15代のうち、で一度も優勝しなかった(していない)力士は雅山と豪栄道と稀勢の里のみ。

ちなみに相撲協会も稀勢の里を横綱にしようと優勝しなくても13勝以上の成績を出せば昇進できるよう、ハードルを低くした…ちょっとまてよ?優勝なしで横綱に昇進した双羽黒(北尾)は(以下略

琴奨菊が初場所優勝し、豪栄道が今場所優勝すると稀勢の里に唯一優勝したことがない大関というプレッシャーがのしかかってしまうことになり、流石に可哀そう…まあ、優しく見守ってあげましょう。

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